堺町通り - 制作体験・お土産
小樽観光のメインスポットのひとつとして有名な「堺町通り」。
メルヘン交差点から北のウォール街へ向かってのびる約900mの通りには、お土産物店や制作体験が出来るお店がいくつもあり、いつも観光客で賑わっています。
今回は小樽の思い出をお持ち帰りするのにピッタリなスポットをいくつかご紹介します。
◆ 小樽オルゴール堂 本館
小樽のお土産で有名なもののひとつに「オルゴール」があります。
中でも有名なのが、「小樽オルゴール堂」。
株式会社オルゴール堂が運営する各店舗内には歴史あるオルゴールが数多く展示され、販売品も含めるとオルゴールの総数は数万点にも上ると言われています。
オルゴールを購入したいけど、どこに行ったら良いかわからない!という方は、「小樽オルゴール堂 本館」からスタートするのが一番です。
外観は1912年に入船七叉路(メルヘン交差点)に建てられた、米穀商「共成」の本社社屋と倉庫を平成元年にリノベーションしたものです。
小樽の倉庫街は石造りのものが多い中、オルゴール堂本館はレンガ造りの倉庫になっており、小樽市指定歴史的建造物として近隣の景観の中でも一際、目を引きつけます。
また、建物の正面にある「蒸気時計」は、撮影スポットとしても定評があります。
そもそもオルゴールは、中世ヨーロッパで「時計の時間を知らせるチャイム」として制作された「カリヨン」が原型となっています。
小樽オルゴール堂の蒸気時計は、15分ごとに蒸気で音階を奏で、1時間ごとに汽笛のような音が鳴ります。
時間ごとに音の鳴る回数が決まっており、9時は9回…12時は12回、13時は1回に戻ります。
そのため、12時前には店の前に多くの観光客が立ち止まり、各々レトロな雰囲気に酔いしれます。
オルゴール堂本館の中に入ると吹き抜け2階建ての木骨造りになっており、購入可能なオルゴール達がお客様の来店を待ち構えています。
手ごろなものなら数百円から、高級なものになると数万~数十万するものも。
回廊を上ると2階から店内を見渡せる通路があり、その先にも様々なオルゴールがあります。
また、オルゴールの音楽CDや関連グッズも販売されています。
3階ではスタジオジブリやディズニー作品などの人気キャラクターのオルゴールや雑貨、
フロア奥には動物雑貨専門店「からくり動物えん」というその名の通りアニマルモチーフのぬいぐるみや雑貨などが取り揃えられています。
かわいらしい雑貨やぬいぐるみが好きな方には必見のフロアです。
1階から3階まで目移りしそうなくらいの数のオルゴールがありますので、まずは一周してより気になるエリアに戻ったほうが効率的にほしいものを見つけられそうです。
他にも「エオリア・パイプオルガン」などアンティークオルゴールが展示されている「小樽オルゴール堂2号館」、手作りオルゴールやガラス工芸の制作体験*できる「遊工房」やオリジナルブランドのオルゴール「OTARU MUSIC」の工房を自由に見学出来る「小樽オルゴール堂堺町店」など
ひとくちにオルゴールといっても店舗によってそれぞれ特徴が異なりますので、各店舗を巡っても新鮮で楽しめますよ。
ぜひお気に入りのオルゴールを見つけてみてください。
*オルゴールの制作体験については下記でも詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
小樽オルゴール堂 本館
所在地:小樽市住吉4-1
◆ 小樽オルゴール堂 2号館
音色に癒されたいなら「小樽オルゴール堂2号館」
「小樽オルゴール堂2号館 アンティークミュージアム」には、「エオリア・パイプオルガン」が展示されています。
これは、1908年にイギリスのエオリア社にて製造されたもので、国内における自動演奏のオルゴールの中では最も歴史のあるものです。
もちろん手動で演奏も可能で、日本国内でも手動・自動が選べるのは珍しいとされています。
10時・11時・12時・14時・15時・16時の一日6回、各15分間のミニコンサートが開かれ、旅の疲れが吹き飛ぶような安らぎの時間を提供してくれます。(入場無料)
そのほかドイツ製やスイス製など、オルゴールを今のものへと発展させるための様々なアンティークオルゴールも展示されています。
小樽オルゴール堂2号館 アンティークミュージアム
所在地:小樽市堺町6-13
◆ 北一硝子
小樽土産の定番ともいえる、きらびやかなガラス製品。
北一硝子の前身である「浅原硝子」がガラスの製造を始めたのは明治34年と言われています。
当時の生活必需品だった石油ランプや、港町ならではの漁業用浮き球の製造で業績を伸ばし、昭和46年には現在の「北一硝子」へと社名変更、昭和53年には花園本店*を開店しました。 *「花園店」は現在休業中
堺町通りにも「北一硝子」の店舗はたくさんあり、ガラスの制作体験からグラスや醤油さしのお土産、地酒やワインを取り扱うところなど幅広く展開しています。
そんな数々のショップの中で、ひときわ目を引くのが「北一硝子 三号館」です。
明治24年(1891年)に漁業用倉庫として建てられた石造倉庫を改装したお店で、平成3年には小樽歴史的建造物に指定されています。
三号館の店舗は「和のフロア」「洋のフロア」「カントリーフロア」とテーマごとの3つのフロアに分かれ、食器やグラス、ランプにアクセサリーまで、多彩な製品が販売されています。
1階には喫茶店「北一ホール」があり、167個の石油ランプが揺らめく幻想的な雰囲気の中、クラシックピアノの生演奏を聞きながらドリンクやスイーツなどを楽しむことができますよ。
他にもクリスタルガラスのグラスやアクセサリーを販売する「クリスタル館」、入れ替え等の理由から各店舗にて販売していた商品や復刻版を特別価格で再販している「アウトレット」、サンドブラストやとんぼ玉の制作体験*が出来る「制作体験工房」に、北海道全土の地酒を取りそろえている「地酒屋北一」があります。
ガラス製品からお酒まで幅広く取り扱っているので、お店を巡ってる中でピッタリなお土産が見つけられますよ。
*ガラスの制作体験については下記でも詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
●小樽観光で人気の「とんぼ玉作り」。旅のお土産にいかがですか?
北一硝子 三号館
北海道小樽市堺町7-26
◆ 香り工房フィトン
ひっそりとした隠れ家風な佇まいのお店で、一つひとつ手作りしたアロマキャンドルとオリジナル香水を販売している専門店です。
約20種類もの香りから好きなものを選び、自分だけのアロマキャンドルを作ることも出来ます。
香りの中には小樽ワインにも使用されている白ぶどう「ナイアガラ」や、小樽の海をイメージした「シトラスマリン」といった小樽に馴染み深い香りもありますので、小樽のお土産としてもピッタリです。
アロマキャンドルの以外にも、お客さんの持つイメージに合わせてその場で調香してくれるオリジナル香水も人気です。
香り工房フィトン
北海道小樽市堺町4-3
堺町通りは、体験・お土産のほかにも、スイーツやお寿司などのグルメ、フォトスポットや歴史的建造物を巡ってみたりなど、様々な楽しみ方が出来る小樽の魅力がギュッと詰まったスポットとなっています。
まだまだ紹介しきれていない場所もたくさんありますので、ぜひ観光の際は散策しながらいろんなお店を訪れてみてくださいね。